君が笑えば

いのちに【その他大勢】なんて、無い。

ホーム

マメな更新を目指しているものの、人生始まって以来の多忙な日々が続いている。
こりゃ更に忙しくなるな。
採用決定の報せが届いた時に予感した。
44歳目前にして、人生初の正規雇用である。
履歴書を書きながら、そして書き上がったものを見ながら
「何か私、今まで頑張ってきてたんだな」
と、思えた。
この歳にしてようやく、自分を肯定出来るようになっていた。
アスペルガー者の特徴として言われがちな特異な才能も何も無い事がコンプレックスだったけれど、一度覚えたら対応出来る事が比較的多いと気付き
「これはむしろ、強みと言ってもいいのかな」
とも思えるように。
とにかくこの数週間で、一気に物事が動き出す事となった。

診断を受けた当初から、フルタイムの正規雇用を目指して就職活動は続けていた。んだけど。
どういうきっかけでこんな展開になったんだっけ・・・。
と、数日前から頭を捻り思い出そうとしていた。
「あ!おうちだ」

元々結婚願望が強い事もこのブログで書いてきた。
とはいえ永年、年金と合わせても余裕のワーキングプアな状態。
しかもある時
【歳取った精神障害の女が結婚したい理由はカネだ】
などと書き込みされているのを見かけた。
ただでさえ偏見と向き合わざるを得ない上に、更なる偏見。
それまで診断名を公表し、一定の配慮を求める事もあったけれど、ワープア脱出のためにも改めて正規雇用を目指して就活を再開した今年。
ところが、ハローワークで相談するとオープンかクローズか以前にまず
「難しいと思います」
「今の所が合ってるんなら無理して辞めなくてもいいんじゃないですか?」
は?
けんもほろろ、である。
勧めてくるのはこれまで通り非正規かつ最低賃金レベルの企業ばかり(それか継続支援A型しかない、のもあるが)。
障害者がより良い生活や労働条件を目指して何が悪いの?
そもそも何で、オープンかクローズか?で悩まなきゃいけないんだろう。
実は今回もぶち当たったのだが、求人票に明記されていない補足事項なるものがいくつか見られた。
例えば【休まず出てこられる方(=体調に波のある人はアウト?)】【注意してすぐ落ち込むような人はお断り】や、中には具体的な診断名・障害の箇所を挙げて断っていたり。
過去受けた面接でも、うつ病に関する経歴と現在をしつこく突っ込まれた(発達障害の二次症状なのに)。
これまで20年以上、疾患や特性に関する偏見の目に晒されてきた。
大体法定雇用率アップを連呼する側からこの対応と無理解さは何なんだ。

中央省庁による法定雇用率の水増しが発覚する直前の話である。
発覚後に、私と同じような思いをした事をきっかけに敢えて手帳を取得していないという精神障害のある方のコメントを見かけた。
発達障害も含め、偏見や差別は法律が出来ても全く消えていない。
表に出なくなった分酷くなったと感じている。
ふと、日めくりカレンダーでお馴染みのフレーズが浮かんだ。

「『まいにちアウェイ!』だよな・・・。私の住む世界にはホームが無い」

このブログでも
【叩かれこそすれ、褒められた事は無い】
と度々書いたけれど、それ以前の世間の(日本の、かな?)この様である。
何度か障害を公表せず会社説明会に赴いた際、それはそれは大歓迎を受けた。
嬉しかった反面、酷く落ち込んでしまった。
「障害を持って生きていくのは、そんなに許されない事なのかな」

おうち、欲しいな。
気張らず肩肘張らず、このままの自分を送り出して、また迎え入れてくれる場所と人が欲しい。
今度の職場も障害への理解が未知数ゆえ、アウェイの状況は何ら変わらない。
でも、働く事も私の生きがい。
相手に養ってもらおうなんて、これっぽっちも望んでいない。
幸せになりたいし、幸せにしたい!って考えて努力して当然じゃないの?
障害者である前に人間だし、生活者でもあるのだから。

今の職場ではより良い待遇は望めないと痛感させられた出来事もきっかけに、突っ走った数週間の就活。
結局のところ私の場合は、興味がある業種で尚且つピン!ときた企業がいちばんだなと(今の職場も直感で応募した。無論未経験)。
ピン!とくる出会いを期待しつつ、まずは生活の基盤をしっかりしたものにしていこうとあれこれ思い巡らせている。